でも…こんな機会与えてもらったんだし、ちゃんと挨拶ぐらいした方がいいよね?
南先輩は頭をかきながら聖花先輩に近づく。
「マネージャーどうした?まだ片付け中だぞ」
「ごめん、でも今日写真撮ってくれてた子、ちゃんと紹介しとこうと思って、この子が一年の高菜実夕ちゃん」
「あ~少し聞いてる、今日はありがとな?」
「あっ…いえ、私のほうこそありがとうございました」
「いや、確か勇斗と幼なじみだよな?」
「あ~はい……一応」
「ふっ…何だ“一応”って?」
「……あっ…いや」
南先輩は私の言葉を聞いて、少し笑った。
……何か、聞いてた感じと違うな。喋り方が勇斗とも圭介先輩とも違うけど、そんなに苦手じゃないかも。
そんな私達を見て聖花先輩が、ぱぁ― っと明るい笑顔で口を開く。
「あれ~?何か二人いい感じ~?」
「えっ?聖花先輩ちょっと…?」

