タイムが開ける中、聖花先輩が突然声を発した。
「あっ…!」
「えっ?…どうしたんですか?」
「やっぱり勝つ方を選んだみたい」
「えっ…?」
聖花先輩の視線の先を見ると、どうやらメンバーチェンジをして後半に望むようだった。
「メンバーチェンジですか…」
「うんそうみたいね、ちなみに出てきたのは二年の新しいキャプテンの南よ」
「えっ?キャプテン…」
私は改めてキャプテンを見た。
キャプテンの南先輩は、
真面目そうな…笑顔はちょっと少なそうな人だった。
けど、南先輩が入ってから、後半戦の流れが変わり私の学校は順調に点を入れていった。
「すごい…周り三年生なのに引っ張ってってる」
「でしょ?だてにキャプテンでしょ?」
聖花先輩の自慢気な言葉にも私はうなづいた。
私は昨日勇斗が、南先輩の事を“武士”と言っていたのを思い出す。
武士……武士……?
見えるような、見えないような…。

