もしかしてコイツ……
私の緊張をほぐそうとしてる?
「……。」
私はしばらく何も言えずにいると、勇斗はご飯を食べながら口を開く。
「それにしても明日は残念だなぁ~」
「…はっ?何が?」
「明日は俺も圭介も、試合には出ないだろうからなぁ~」
「あ~三年生の引退試合だから?」
「そう、せっかくいい男が写真に写るチャンスだったのにな?」
「はぁ―?バカじゃないの、あんたは撮らないって言ったでしょ?」
「ちぇっ、面白くねぇ~のな、出てもきっとキャプテンだけだな~」
「キャプテン?新しい二年の?」
「そうだよ、アイツさぁキャプテンになってからめっちゃ張り切ってんだよなぁ~練習とかスゴいハードだし」
「へぇ~厳しい人みたいね?」
「まぁバスケしてる時はな、普段は口数の少ない武士みたいだから」

