恋のシャッター



「明日の学園祭で、午後にバスケ部が試合やるのは知ってるわよね?」



「えっ?バスケ部…あ~招待試合ですよね?」



「そう、それでその招待試合が事実上三年生の引退試合になるのよ」



「そうですか…もう引退の時期ですもんね」



「それで実夕ちゃんに頼みたい事ってのは、明日のその試合で三年生を中心に写真を撮ってほしいのっ」



「えっ?…写真ですか!?私が?」



突然のことに私は驚いてしまう。



「でも…聖花先輩どうして私が写真撮ること知ってるんですか?」



「あ~それなら勇斗から聞いたのよ、本当は写真部に頼もうとしたんだけど、卒業アルバムに載せるわけじゃないなら素人でいいんじゃねーの?って勇斗からの推薦なわけ」



「あ―…なるほど」



…っていうか“素人でもいいんじゃねーの”ってちょっと失礼じゃないアイツ?



ヒマ人だと思って、私のこと使うつもりなんだきっと。