幼い頃から、勇斗の格好悪い所は沢山見てる。
皆が格好いいって言っても、私はそんな簡単に勇斗をカッコいいと思えなかった。
けど、拓真がいなくなって以来見てなかった、成長した勇斗がバスケをしている姿は、少しは……カッコいいと思ったかもしれない。
だから…。
「やっぱり……ないのかよ?」
勇斗の問いに私はボソッと答えた。
「……好きならやればいいじゃない」
「……はっ?」
「だからっ、バスケ!本当は部に入りたいんでしょ?」
「……っ!」
そう勢いで言ってしまった私を、勇斗は目を丸くして見ていた。
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