すると突然後ろから声をかけられた。
「実夕ちゃん、来てたんだ?」
声に振り向くと、立っていたのはタオルで汗を拭っている圭介先輩だった。
「圭介先輩…いえ、友達に呼ばれて探してるんですけど…」
「そうなんだ?どうだった?試合」
「えっ?どうだったと聞かれても、私最後の方しか見てなかったので…すみません」
「そっかぁ、まぁぶっちゃけ勇斗がいたから勝てたようなもんだよ」
「……そうなんですか」
「ちゃんと勧誘してるんだけどね俺…」
「えっ?」
「勇斗にちゃんと部に入れって……けどダメだ、毎回あの調子で軽く交わされてしまうよ」
「……そうですか」

