「また実夕はそんな事言って~今日…勇斗先輩と行くんでしょ?」
「えっ…?」
花火大会行くとは言ったけど……相手が勇斗とは言ってないのに。
「どうして?」
「分かるよ~それぐらいっ、浴衣着て勇斗先輩と見てきな?花火……それと、ちゃんと話せるといいね?」
菜々……私のために。
「うん……ありがと」
私の言葉に菜々は首を振って、優しい眼差しで私を見てくる。
「……決めたんだね?」
「うん…」
「よしっ、じゃあ着替えようか?」
「うん、よろしくね?」
「まっかせて~」
ーー。
そして、支度が終わり…私は鏡を見た。
「きれ~い、似合ってるよ実夕っ」
「…うん、やっぱり何か恥ずかしいけど……っていうか、多分アイツにはバカにされると思うけどね?」

