「家からだとおまえ、嫌々来るかもしれないだろ?」
「そんなことは……」
「ちゃんと、おまえの意志で来ること決めて欲しいからなっ」
「………私の意志?」
「あぁ……俺は待ってるから」
「…勇斗」
「じゃあなっ」
勇斗はそう言うと、窓を閉めた。
“待ってる”……何て、
勇斗に言われたの初めてだった。
…私の意志で…
そして、その夜
私は夢を見た。
何だか拓真が笑っていた。
私は成長した姿で、拓真は幼いままで…。
私を見て拓真は笑顔で
笑って私に手を振っていた。
そんな夢―。
朝起きて……その夢がどんな意味を持つのか、
私は考えてしまった。
「……拓真」
私は写真の中の拓真を見る。
「拓真……私、勇斗に話さなきゃいけない事があるの……ちゃんと言うね?」

