「ごめんっ、ちょっと」
「………っ?」
突然、ファンの人達の後ろから男の人の声がして、ファンの間をかき分け、私の目の前に来た。
「……み…南先輩っ?」
来てくれたのは南先輩だった…。
「高菜っ、担任が呼んでたから行こうっ」
「えっ!?」
南先輩にそう言われ、私達はその場から離れる。
「ちょっと~!高菜さんっ」
「南―!邪魔しないでよ~」
ファンの人達のそんな声を無視するように、南先輩は私を引っ張って行った。
けど、南先輩に連れられてきたのは職員室じゃなくて屋上だった。
「あれ?先輩……担任が呼んでるって…?」
「あ―…あれはウソだよ」
「えっ…?ウソ?」
「あ~でも言った方がアイツら追いかけて来ないだろ?」
「あっ……なるほど、先輩助かりました…ありがとうございますっ」

