やっぱり……勇斗が分かんない。
でも、何だか前より勇斗が近い気がする。
その日は、
帰りが早かったせいかお母さんはまだで、勇斗に“作れよ”と目で合図されてしまい…。
何とか作ったチャーハンを、勇斗はぶつぶつ言いながらも全部平らげてくれて、そのまま自分の家へ帰って行った。
そして次の日。
テストなだけあって、勇斗のファンからの呼び出しは今のところはない。
けど、クラスの女子からは朝から事情聴取されて…私は朝から疲れていた。
「で?何て答えたの実夕」
「何てって……何でもないって言うしか…」
「えー?そんなんじゃ納得しないでしょ~?だって~」
菜々はニヤニヤしながら口にする。
「南先輩から、実夕を奪って引っ張って行ったんでしょ~?」
「……なっ!?」
「あらら?実夕ちゃんどうしたのかな?顔が赤いよ~?」

