「おまえ今日風邪で休みだったんじゃ…?」
勇斗の質問に、聖花先輩は少しうつむいた後、勇斗の目をまっすぐ見た。
「そんなの……ウソだよ?勇斗」
「……ウソ?」
勇斗の反応に聖花先輩は少しふっ…と笑った。
そして、
「大丈夫よ?……明日はちゃんと行くから、じゃあね?」
聖花先輩は軽く手を振ると、駅の方へ歩いて行った。
そして、私と勇斗も私の家に入ることに。
何となく気まづさを感じた私は、テーブルの上のメモを読み上げる。
「あ~お母さんまだ買い物だって~あ―…お腹空いたぁ~どうしよう―」
勇斗は黙ったまま冷蔵庫を覗いている様子だった。
「お母さん帰って来るまで私、部屋にいようかなぁ~」
そう言って私が二階へ上がろうとすると、
「実夕っ」
「な……何?」

