中学に入学する半年前に、突然拓真はいなくなった。



病気だった…。



拓真は静かに目を閉じた…。



「実夕っ」



…もう……。



あの日以来、私の好きだったその人の声は聞こえなくなった。



でも、私より泣いてたのは…勇斗だった…。



二人は親友だった。