勇斗の発言に、菜々は無言で興奮していて、圭介先輩はため息をついていた。
「それで?この後はどこに行く?」
「はいはーい!最上階のゲーセンにでも行きません?」
「お~いいねぇ―じゃあ食ったら行こうぜ?」
菜々の提案に勇斗も乗ると、私達は食事を済ませた。
けど、私の心中は少しざわついていた。
そしてエスカレーターで上へ移動中、菜々がコソッと私に耳打ちをする。
「良かったね?実夕、やっぱり勇斗先輩知ってるんだよ、今日が実夕の誕生日だって」
「べ…別に良くなんてないわよっ、それにあんなの上手く誤魔化しただけだよ」
「そうかなぁ~絶対知ってると思うなっ」
「……そんなの分かんないよ」
勇斗のヤツが何考えてるのか…。
知ってるなら“おめでとう”の一言ぐらい言ってくれたっていいのに……。
っていうか、それも今さらか……。

