「……そうだったんだ?」
「それまでは拓真が遊びに来てくれたり、家族ぐるみで遊びに行ったりしてた……けど、その日はお母さん達は仕事で、私一人で淋しいなぁ…なんて思ってたの」
「うん…それで?」
「そしたら、突然勇斗が家に入ってきて“実夕ヒマならゲームの対戦相手しろよっ”って言ってきて…私は意味が分からないのとムカつくのとで勇斗に文句を言ってたんだけど……」
「いつの間にか一緒にゲームしてたとか?」
「うん…」
「それって…勇斗先輩その日が実夕の誕生日だってやっぱり知ってたのかな?」
「うーん……それはなんとも」
「何も言われなかったの?誕生日おめでとうとか?」
「まさか~アイツにおめでとうなんて言われた事一度もないわよっ」
「マジで?……ますます謎ね、とにかく勇斗先輩が実夕の誕生日を知ってるのかを探ってみてもいいかもねっ」
「えー…うん…」

