恋のシャッター



「実夕〜遅いわよ?ほら、食べてっ」



お母さんにそう言われ私は椅子に座った。



見ると勇斗はすでにご飯を勢いよく食べていた。


「本当っおばさんの料理昔っからうまいんだよなぁ~すげー進む」



「勇ちゃんは相変わらず口が上手いわね~?」



勇斗のいつもの軽い褒め言葉にお母さんは笑う。


「っていうかお母さん、コイツのこと“勇ちゃん”って呼ぶのいい加減やめてよ?気持ち悪―い」



「おまえひでーな?気持ち悪いとか言うなよ―」


「そうよ実夕、勇ちゃんと拓ちゃん、昔からそう呼んでるじゃない?今さら変えるのもおかしいでしょ」



「けど…」



私は少し不機嫌になり、ただ黙々とご飯を食べた。