拓真……。



おまえはいつも実夕のこと考えてたよな?



俺はその時聞かなかった、いつからおまえらは両想いだったんだ?…って。



拓真、俺は十七歳になったけど、相変わらずアイツに優しくはしてないかもしれない。



けど…少しは俺達変わったか?拓真…。




今年も、あの頃と同じく沢山降る雪を眺めながら、勇斗はそんなことを思っていた。