勇斗は拓真といる時、いつもこの笑顔だった。
二人は本当に仲が良かった…私は時々二人に嫉妬してた。
拓真がいなくなってから、勇斗の泣いてる所を私は見ていない。
まぁ…男がしょっちゅう泣くのもどうかと思うが。
「よしっ、食べたな?暖かい格好して来いよ、俺も家で着替えてくるからっ」
「え~本当に一緒に行くの―?」
「悪いかよ?」
「だって……世間はクリスマスよ?もし…誰かに見られたら勘違いされるじゃない」
「はぁ~?他に誰が墓地にいるんだよっ」
「そうじゃなくて、電車の中とかいろいろさぁ~」
「あ~うるさいっ、さっさと支度してこいよ?じゃぁっ」
「ちょっと―!また…あんたはっ」
私の反論など聞かず、勇斗は自分ん家に一旦帰った。
「何あの自己中マイペースは!自分を中心に世界は回ってると思ってるのよ、きっと!」
勇斗への文句を独り言のようにぶつぶつ言いながら、片付けをした私はしょうがなく支度をすることに。

