コンビニからの帰り道、雪がパラパラと降っていた。
「あ~降って来ましたね…急ぎましょうか?」
そう言って私が歩いて行こうとすると、
「高菜っ」
「……はい?」
私を呼び止めると、南先輩は私に近づいてきて、突然自分が来ていたフード付きの上着を脱いだ。
「えっ…?先輩?」
次の瞬間には、先輩は私に上着を被せて、フードもかぶせてくれた。
「南先輩…大丈夫ですよ?これぐらいの雪なら…それに先輩が寒くなります」
「いや、俺なら全然平気だから気にするな…とりあえずかぶっとけ?」
南先輩はそう言ってフードの上から私の頭をポンッと叩いた。
……あったかい……。
「ありがとうございます、先輩」
「いや…全然」
そう言った先輩の顔は暗いけど、少し照れてるように見えた。
荷物も持ってもらってるのに……悪いな。

