Drinking Dance

「それはわかりますけれども…ああ、そうだ。

直子さん、僕から1つ提案をさせてもらってもいいですか?」

星崎さんは人差し指を出した。

「提案ですか?」

そう聞き返した私に、
「週に1回だけハグをする日を設けるんです」

星崎さんが言った。

「ハグをする日、ですか?

なるほど、いいでしょう」

彼の提案に、私は首を縦に振ってうなずいた。

星崎さんはもちろんのこと、私にもその提案は嬉しかった。

練習とは言え、毎日のようにハグをしていたら、いろいろな意味で持たないのは目に見えている。

その日がきたらいろいろと心構えができるし、覚悟もできる。