Drinking Dance

背中に両手を回して、星崎さんの存在を確かめた。

「み、稔さん、両手を私の背中に回してください」

胸の中から言った私に、
「せ、背中にですか?」

星崎さんは戸惑った様子で聞き返した。

「ハグです、練習です」

「は、はい…」

星崎さんは戸惑いながら、恐る恐ると言った様子で私の背中に両手を回した。

まるで壊れ物を扱うかのように、星崎さんは私を抱きしめた。

ヤバい、気を失いそう…。

一緒にいるとは言え、仲がいいとは言え、こんなにも近い距離で彼を感じるのは初めてだった。

落ち着け、落ち着け、落ち着け…。

気を失うな、意識を保て…。