Drinking Dance

「よくこんなところを見つけましたね」

広場を見回した後、星崎さんが言った。

「この間用事があって、ここへきた時に見つけたんです」

「へえ、知らなかったな」

私はベンチのうえにカバンを置くと、
「では始めましょうか」

星崎さんに言った。

「えっ、ええ…」

本当にやるのかと言った様子で、星崎さんは返事をした。

だけどもう逃げられないと悟ったらしく、彼もベンチのうえにカバンを置いた。

じっと私たちはお互いの顔を見つめるように向きあった。

ううっ、緊張してきた…。

やると言ったのは私だけど、ものすごい緊張してきた…。