Drinking Dance

「そんなところがあったんですか…」

初めて知ったらしく、星崎さんが言った。

「ビルの裏側にありますから知らないのも当然ですよね。

私も最近知りましたから」

そう言った後、私はストローでアイスティーをすすった。

「じゃあ、早速ですが行きましょうか」

私は言った。

「ええ、そうですね」

星崎さんは言い返すと、グラスを手に持った。

私たちはドトールを後にすると、目的地である広場へと足を向かわせた。

表の騒がしいビル街とは対照的に、裏に忘れられたようにあった広場はとても寂しかった。

広場にあるのはベンチと小さな街灯だけである。