Drinking Dance

「今日は遠慮しておきます。

それよりも出ましょうか?」

星崎さんは首を横に振ると、椅子から腰をあげた。

「そうですか、はい」

私は首を縦に振ると、空っぽになったフラペチーノのカップとカバンを手に持った。

「フラペチーノ、美味しかったですか?」

カップをゴミ箱に捨てていたら、星崎さんが聞いてきた。

「ええ、美味しかったですよ。

本当に何も頼まなくてもよかったんですか?

仕事で疲れているんじゃ…」

そう言った私に、
「本当に何もいりませんから」

星崎さんが答えた。

カフェを出てビルを後にすると、
「じゃあ、繋ぎましょうか?」

私は星崎さんに手を差し出した。