Drinking Dance

「遅いな…」

カフェにきてから1時間が経過した。

星崎さんはまだこなかった。

空っぽになってしまったフラペチーノを見ながら、私はカバンからスマートフォンを取り出した。

星崎さんからのメールはまだきていない。

まだ仕事が長引いてるのかな…。

後1時間くらい待ってこないようだったらメールをしようかと思っていたら、
「すみません、遅くなりました!」

星崎さんが現れた。

ここまで走ってきたのか、彼の呼吸は荒かった。

「いえ、そんなに待ってないですよ…」

そう言い返しながら、私は手で星崎さんを椅子に座るようにと促した。

星崎さんが椅子に座ったことを確認すると、
「何か頼んできましょうか?」

私は聞いた。