Drinking Dance

…なんてな。

本当は星崎さんに早く会いたかったから待ちあわせ場所を2階のカフェにしたんだと言う話である。

フラペチーノは言い訳にしか過ぎない。

「もうそろそろで昼休みが終わりますね」

「あー、そうですね」

そう言いながら、私たちは昼食を終えると仕事に戻った。


今日も仕事を終えると、
「お先に失礼します」

「はい、お疲れ様」

早足でオフィスを後にした。

星崎さんはまだパソコンと向かいあっていた。

今日は私が早い方のようだ。

そう思いながら、私は2階のカフェへと足を向かわせた。

カフェに入ってフラペチーノを頼むと、カウンター席に腰を下ろした。

「美味い」

やっぱり疲れた時は甘いものが1番だ。

ホイップクリームの優しい甘さを噛みしめながら、私は思った。