Drinking Dance

我ながら何とも言えないお昼ご飯だ。

でも自炊するのが面倒くさいからこうなってしまうんだよね。

スプーンでマカロニをすくっていたら、
「よろしかったら森脇さんの分もお作りしますよ」

星崎さんが言った。

「えっ？」

私の手からスプーンが落ちそうになった。

今、私の分も作るって言わなかったか？

「えっと…星崎さん、大変じゃないですか？

私の分も作るだなんて」

呟くように言った私に、
「１人分も２人分もそうたいして変わりませんから心配ありませんよ」

星崎さんが言い返した。

「いや、でも…」

上司にお弁当を作ってもらってもいいのだろうか？

そう思っていたら、
「森脇さんにはいつもお世話になっていますからこれくらいのことはさせてください」

星崎さんが言った。