『定時…遅くても、7時くらいには終われると思います』

紙にそう書くと、星崎さんに視線を向けた。

「グラフを使って見やすくすることってできますか?」

「できないと言うことはないですけれども…」

『どこかで待ち合わせをしませんか?

例えば、2階にあるシアトルカフェとか』

サラサラと、星崎さんは続きを書いた。

えっ、このビルで待ち合わせをしましょうですか?

それはちょっとマズいかもな…。

私たちが一緒にいても特に問題はないと思う…けれども、誰かに見られると面倒である。

それに星崎さんには彼女がいる訳だし…。

『カフェはやめましょう。

どうせだったら、このビルから3つ先にあるドトールで待ち合わせをしませんか?』

考えてすぐに続きを書いた。