Drinking Dance

「イタタ…」

「だ、大丈夫ですか?」

ぶつけた額は真っ赤になっていた。

「本当にお願いします!

森脇さんしか頼れる人がいないんです!

僕に恋愛のノウハウを教えてください!

初めてできた彼女なんです!」

「わ、わかりましたわかりました!」

そこまで熱くお願いしてきたうえに、またテーブルのうえに額をぶつけられちゃたまったもんじゃない。

「それで星崎さんのお役に立てるなら、何とかします」

何とかすると言ってもどうすればいいのかわからないけれども、もうどうでもよくなってきた。

「ありがとうございます、森脇さん!」

私が返事をしたことが嬉しかったのか、星崎さんがまた頭を下げた。

あっ、そんなに勢いをつけたら…。

ゴンッ!