Drinking Dance

私に恋愛指南か…。

「あの…無理だと思いますよ?

胸を張って言えるほど、恋愛経験が豊富じゃないと言いますか…」

呟くように言った私に、
「でも、僕の中で女性と言えば森脇さんしか頼れる人がいないんです。

こうして気を許せる女性と言えば、森脇さんしか思いつかなかったんです。

僕と森脇さんは仲がいいですし…」

星崎さんは困ったと言うように言い返した。

「それは、そうですけど…」

入社した当時からお世話になって、こうして一緒にご飯を食べて、無防備なところを見せるくらい気を許していますけれども…。

「お願いします!」

そう思っていたら、星崎さんが頭を下げてきた。

ゴンッ!

勢いがあまったのか、テーブルのうえに額をぶつけてしまった。