Drinking Dance

「仕事上では女性と話をすることができるんですけれども、プライベートではどうすればいいのかわからなくて…。

それで、森脇さんに恋愛指南をお願いしようと」

「それで、さっきの“僕とつきあってください”と言うセリフですね?」

そう聞いた私に、
「はい、そうです。

言葉不足で申し訳ありません。

森脇さんに恋愛指南をお願いしたいので、僕とつきあって欲しいんです。

僕に恋愛のノウハウを教えて欲しいんです」

星崎さんは身を乗り出してきた。

「わわっ、落ち着いてくださいな…」

さっきと逆である。

落ち着けと言われていた私が星崎さんを落ち着かせる番だ。

「ごめんなさい、つい…」

星崎さんは呟くように謝ると、椅子に座った。