Drinking Dance

「――“お前、つまんねー”」

頭の中でよみがえった言葉と一緒に言った。

先輩の家で初めてを捧げたその後で、先輩からそう言われた。

一瞬、何を言われたのかわからなかった。

だけど嫌そうに私を見ているその顔に対して、私は何も言い返すことができなかった。

「その先輩とは、自然消滅と言う形で別れました。

その後で友人から聞いたことなんですけれども…どうやら私、先輩に遊ばれたみたいなんです。

先輩には私の他にもつきあっている人が何人かいて、私はその1人にしか過ぎなかった…と言う訳です」

初めての恋だけに、ショックは大きかった。

何も知らないで先輩とつきあって、初めてを全て捧げてしまったことを責めた。

「そのことがあって以来、私は誰ともおつきあいをしていません…。

今でも先輩のその言葉がよみがえってくる時があるんです…」

両手で頭を抱えようとしたら、そっと指先で頬をさわられた。