「えっ、稔さん?」
京極さんが訳がわからないと言った様子で目を丸くさせた。
「稔さんは石原さんに遊ばれていたんですよね?
それって最低なことですよね?」
早口でまくし立てるように言っている私に、
「あの、落ち着いてください」
星崎さんが止めに入った。
「えっと…遊ばれていたとは、ちょっと違うんですよ。
要するに、稔さんは彼女からして見て“いつでも逃げられる”と言う立場にあったと思うんです。
この男の職業はミュージシャン――まあ、1口にミュージシャンと言っても売れないバンドで歌っているだけなんですけどね」
京極さんは呆れたと言うように息を吐いた。
「本業は自宅警備員――要はニートですわ――で、今の今までの人生でロクに定職についたことがないと言うクズですよ」
もう男の顔を見たくないと言うように、京極さんはスマートフォンをカバンの中に入れた。
京極さんが訳がわからないと言った様子で目を丸くさせた。
「稔さんは石原さんに遊ばれていたんですよね?
それって最低なことですよね?」
早口でまくし立てるように言っている私に、
「あの、落ち着いてください」
星崎さんが止めに入った。
「えっと…遊ばれていたとは、ちょっと違うんですよ。
要するに、稔さんは彼女からして見て“いつでも逃げられる”と言う立場にあったと思うんです。
この男の職業はミュージシャン――まあ、1口にミュージシャンと言っても売れないバンドで歌っているだけなんですけどね」
京極さんは呆れたと言うように息を吐いた。
「本業は自宅警備員――要はニートですわ――で、今の今までの人生でロクに定職についたことがないと言うクズですよ」
もう男の顔を見たくないと言うように、京極さんはスマートフォンをカバンの中に入れた。



