Drinking Dance

こう言う気さくで人懐っこいところが、彼の人脈の幅広さに一役買っているのかも知れないと私は思った。

「今度の休みに焼き肉を奢るから」

「ホントっすか!?

やったー!」

京極さんはピューッと口笛を吹いた。

「えーっと、そちらの方は…?」

京極さんが私の存在に気づいた。

「初めまして、星崎さんの部下の森脇です。

今回は彼の立ち会い人として…」

自己紹介をした私に、
「立ち会いって、出産じゃないんだから…」

京極さんは苦笑いをした。

「それで、るみさんのことなんだけど…」

星崎さんが話を切り出したので、私は身構えた。