今までの事情を説明しよう。


全て。


もう終わらせよう。


「尾形先生。」


私は、小首を傾げる先生に向かって囁いた。


「もう終わりにします。
 今まで私のくだらないことに
 付き合ってくれて有難う御座いました。」


もう、戻りましょう??


私がそう呟くと尾形先生は横に首を振った。


「もう、いいんです。間違ってたんです。」