「はぁはぁ……」


ねねが怒ってた。


もう私に味方なんていない。


湿っている布団を剥ぐと、


靴をつっかけて外へ出る。


「もう…死のう、」


例えそれが間違っていたとしても


ねねにあって謝りたい。


息を切らして走ると、橋についた。


いつも登下校の時に通る橋。


靴を脱いで揃える。


大丈夫、遺書も書いてある。


橋の上に立つ。


深呼吸をして、今更だけどあやに


100円返してもらってないと気付く。


もう、遅いや。


私は、涙混じりの目で嘲笑うと、


誰かが笑い返してくれた。


今度こそ深く深呼吸をする。


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せーの!!


掛け声をかけて飛び降りる。