《ねむside》


「藤崎さんはお休みです」


静まり返った教室に響いた声は


思っていたよりも綺麗だった気がする。


どーでもいいことを思いながらぼーっと


話を聞いてたから妄想に頭が


浸っていた気がする。


今のうちに、殺人計画を練ろう。


私は、笑みを吊り上げた。


誰かに見られているなんて知らずに。