「ねむちゃん、来てくれたの?」


「もちろん」


素っ気なく返しているがきっと


いや絶対愛だと受け取っておこう。


「私さ、殺されるんだったらねむに
殺されたいな」


ゆっくりと間を保ってから


ねむは小刻みに揺れて笑った。


「馬鹿じゃないの?
私、さやは殺さないわ。誰だと思う?」


「ねむちゃんはそんな子じゃない…」


ビクッと一瞬だけねむの肩が揺れたが


気をもち直すと、笑いをこらえるような


表情を浮かべていた。


「あんた私の心配する前に、私が殺す人の
心配したら?タイムリミットはあと3日だよ?」


ねむは生々しい雰囲気を醸し出した。