私はデスクに戻ると、奈緒子の仕事を進め始めた。
何が正解かも分からない。
でも、誰に何を言われようと、今回だけは奈緒子や生田君の今までの努力を無駄にしたくはない。
生田君が出先から帰って来るまでに、一通りの準備は済ませておきたい。
私は、お昼の12時を過ぎていることも無視して、仕事を続けていた。
その時、プライベート携帯にLINEが入った。
奈緒子からだった。
「彩華先輩、本当にご迷惑をお掛けして、ごめんなさい。それに色々とお世話して頂いて、ありがとうございます。このご恩は、一生、忘れません。ずっと、先輩に付いて行きますから!」
さすがに大袈裟な内容に笑ってしまった。
LINEはまだ続いている。
「病院では、先生には過労だって言われて、裕樹には久々にちょっと本気で怒られました。なので、今日は申し訳ないですが、大事を取ってお休みを頂くことにします。北村リーダーには、後で自分で電話で報告します。こんな大変な時にごめんなさい。先輩がいてくれて、良かった。でも、生田君は、喜んでるでしょうね。」
この状況で、生田君が喜ぶなんてあり得ないけど。
「お疲れ様。体調が少しは良くなってるなら、良かったよ。奈緒子の完璧な資料のおかげで準備も問題なく進んでるから、安心して今日は休んでね。お大事に。でも、最後の一文は余計だけどね。」
私はそう返信すると、また仕事に戻った。
奈緒子は、昼一で北村さんに報告するだろうから、
もう私が報告することもないだろう。
取り敢えず、仕事をひと段落させなければ。
何が正解かも分からない。
でも、誰に何を言われようと、今回だけは奈緒子や生田君の今までの努力を無駄にしたくはない。
生田君が出先から帰って来るまでに、一通りの準備は済ませておきたい。
私は、お昼の12時を過ぎていることも無視して、仕事を続けていた。
その時、プライベート携帯にLINEが入った。
奈緒子からだった。
「彩華先輩、本当にご迷惑をお掛けして、ごめんなさい。それに色々とお世話して頂いて、ありがとうございます。このご恩は、一生、忘れません。ずっと、先輩に付いて行きますから!」
さすがに大袈裟な内容に笑ってしまった。
LINEはまだ続いている。
「病院では、先生には過労だって言われて、裕樹には久々にちょっと本気で怒られました。なので、今日は申し訳ないですが、大事を取ってお休みを頂くことにします。北村リーダーには、後で自分で電話で報告します。こんな大変な時にごめんなさい。先輩がいてくれて、良かった。でも、生田君は、喜んでるでしょうね。」
この状況で、生田君が喜ぶなんてあり得ないけど。
「お疲れ様。体調が少しは良くなってるなら、良かったよ。奈緒子の完璧な資料のおかげで準備も問題なく進んでるから、安心して今日は休んでね。お大事に。でも、最後の一文は余計だけどね。」
私はそう返信すると、また仕事に戻った。
奈緒子は、昼一で北村さんに報告するだろうから、
もう私が報告することもないだろう。
取り敢えず、仕事をひと段落させなければ。



