施設に戻って養護の先生に診てもらったら、ただの捻挫ってことで、湿布貼って痛み止めをくれた。
今年は無事に登頂できて喜んでたのに、下山中にこれだなんて。
葵ちゃんにも明石くんにも、杉本先生にも迷惑かけて、申し訳ない。
「萌花ー、足、痛い?」
「大丈夫、だよ」
部屋で座ってる私の横には心配顔の葵ちゃん。
平気だよって笑ってみても、葵ちゃんの顔は晴れない。
「なんでもするから云ってね?
そうだ、喉、渇いてない?」
「葵ちゃん、ありがと。
でも、ぜんぜん心配することないから。
葵ちゃんもみんなと遊んでていいんだよ?」
ちょっとでも安心してもらおうと、葵ちゃんのあたまを撫でる。
けど、葵ちゃんの目には、涙がいっぱいたまってて。
「いい。
萌花と一緒に、いる」
今年は無事に登頂できて喜んでたのに、下山中にこれだなんて。
葵ちゃんにも明石くんにも、杉本先生にも迷惑かけて、申し訳ない。
「萌花ー、足、痛い?」
「大丈夫、だよ」
部屋で座ってる私の横には心配顔の葵ちゃん。
平気だよって笑ってみても、葵ちゃんの顔は晴れない。
「なんでもするから云ってね?
そうだ、喉、渇いてない?」
「葵ちゃん、ありがと。
でも、ぜんぜん心配することないから。
葵ちゃんもみんなと遊んでていいんだよ?」
ちょっとでも安心してもらおうと、葵ちゃんのあたまを撫でる。
けど、葵ちゃんの目には、涙がいっぱいたまってて。
「いい。
萌花と一緒に、いる」