しかし、僕の反撃はヤマモトにはきいてなかった。
「かわいくはねーよ。美人だけどかわいくはねえ」
ふてぶてしい顔をしているヤマモト。
彼女のことをかわいくはないと言ったヤマモトの気持ちはわからないこともない。
だって、僕もそう思っていた時期が正直あったから。
「ほう」
「だってナンパしてきたヤローを睨んだだけで撃退したらしいぞ!こえーわ!」
「いやー、彼氏としては安心です」
「バカ!クソ!んなこたぁ、聞いてねえ!リア充なんか穴に落ちろ!!」
教室は賑やかでヤマモトの叫びは目立つことなく消えていった。
いつの間にか教室に入ってきてた担任にまで無視されてた。
ヤマモトよ。世間はヤマモトに厳しいな。

