ープルルルー

舜「ん?誰です??」

実「あたしじゃないよ〜!」

理「あー、俺だわ。わりー、ちょっと電話出てくる。」

舜「えぇ、わかりました。」

理「ごめんな。」


ーバタンッー

あの様子だと今日はもう戻ってくることはないな。多分だけど両親からの電話だと思うし。まぁ、理斗も色々とあるしな。


ん?待てよ、今あいつが出て行ったってことは、この部屋には俺と実紅ちゃんの二人っきり。
え、普通にやばくない???心臓ドッキドキなんですけど。落ち着け、俺。


実「ねぇ、舜くん。」

舜「はい!?」


うわ、やべぇ。急に声かけられたから裏返った。恥ずかしすぎるんだけど。


実「あはは〜、舜くん声が(笑)」

舜「わ、笑わないでくださいよ!」

実「ごめんごめん(笑)だって、珍しいんだもん!!舜くんも声が裏返ることあるんだね〜。」

舜「そりゃ、俺だってありますよ!.....で、話戻しますよ。どうしたんですか??」

実「クスクス。うん、あのね、大したことじゃないんだけどね.....。今日すっごく楽しかったなぁって思って。それだけなんだけど。」


え、何この子可愛すぎるんだけど。いや、いつも可愛いよ。でも、急にこんなこと言ってくるとか本当に可愛すぎない???

ちょっと俺、実紅ちゃんの前だと語彙力ない気がするんだけど、まあいいか。