少女は仮面をつける

――SIDE



夜、賑わってる繁華街


だけど、夜の繁華街は危険がいっぱい



『来るなぁ!!!!』


逃げる男に



「無理、仕方ないでしょ?ワルイ事した君が悪いんだから」


それに追いかける誰か

男は呆気なく捕まる。


『や、やめ…お金なら上げる、から…な!』
「別に、お金は要らないよ。」


そして、手に持ってる物で男に振り刺す


「…呆気ない命…でも、悪いのは君なんだから。僕に関係ない」


…血まみれの物
服にも付いた血
だけど、その人は楽しそうに笑った


「アハハ!これだから止めれないよ。人の絶望する所が堪らないよ」


…服のポケットから携帯を取り出す


「…実行しましたよ。これは此処に置いときますので僕は帰りますね。」


その場から離れながら電話する


「報酬……分かってるなら良いんです。…大丈夫かって?僕を誰だと思ってるですか?大丈夫です。バレないですよ。…だってさ」




「皆の嫌いな…桐弥琴音、ですよ?誰も分かりませんよ。この僕がこんな事してるなんてさ」



そう言って切る少女


人を傷つけても何も思わない
だって、悪いのはあっち。
僕は悪くない、ただ命令されたから実行しただけ。


「帰ろう。明日も学校だし…お兄ちゃんも来るんだから。」


               

                       琴音SIDE