「あーもう、最近いいことなさすぎ」

夕日の差し込む図書室の中

今は私と男子生徒1人しかいない

少しその人のことを見つめていると目が合った

自然と目を逸らしてしまう

あ、こっちきた

そう思っていると

「ねぇ」

「な、なんですか?」

話しかけてきたのだ

「君、安藤にフラレてた子だよね」