湖乃葉side

10月31日

「季月!! Trick or Treat!!」


そう、今日は年に1度のハロウィンです。



今日はたくさんお菓子が貰える日!!!



「湖乃葉…別にハロウィンはお菓子を貰える日ってわけではないから」



ふぁっ!?



「季月!! 僕の考えてること読まないでよぉ……」



季月、もしかしてエスパー!?!?



いつも季月には僕が考えてることバレちゃうんだから…



「別にエスパーってわけでもないけど…湖乃葉分かりやすいから」



うっ…また読まれた…



「まぁいいわよ、はい、クッキーでよかった?」



「くれるの!? ありがと(*´꒳`*)」



なんだかんだ言ってくれる季月はすごく優しい僕の憧れ。



僕も季月みたいにかっこよくなりたかったなぁ…



「んんー!! 美味しい!!」



「そう? よかった。」



でも…



「季月がお菓子用意してるとは思わなかったなぁ〜、こういうの好きそうじゃないのに。」