「ちょっとそこの子、少しでいいからさーお金貸してくれない?」


金髪にピアスという明らかに不良という格好をした男に話し掛けられてしまった。


こんな事なら近道だからってこんな裏道入るんじゃなかった。


後悔しながらおそるおそる金髪の男をみる。


だいぶ年上の人のようだ。


身長も高い。


その後ろには仲間と思われる若い男が2人ついているのが見えた。


3対1だ、逃げられない。


こんな風に絡まれる事なんて現実にあるのかと


頭が真っ白になる。