「なら、生徒会長が舞花先輩のこと好きなのバレたんじゃないんですかね。」 「…やっぱそうだよな。」 俺のことを好きな亜子は、俺が好きな北野を敵視した。 すると、亜子が生徒会室に入ってきた。 「…バレちゃいましたか。」 廊下で俺達の話を聞いてたのか、亜子の表情は暗かった。 「亜子…いや、根島。なんであんなことをした。」 名字で呼んでやると亜子は少し傷ついたような表情になる。 だけど、そんなの構ってられるか。