「なにが、大丈夫だ。バカ。」 「ば、バカって…」 「今まで散々倒れてきたの覚えてないのか?」 たしかに私は過呼吸になったりしていた。 「でも、それは地元のトラウマからであって…」 「じゃあ、その地元のトラウマとやらは解決したのか?」 そう言われると、頷き難い。 あの頃のイジメの真相はすべてわかったけど、それでもまだ地元に戻るのが怖い。 「私、強くなるって決めたんです。先輩が心配しないような強い女になります。」 そう決意を伝えると先輩は本日何度目かわからないため息をこぼす。