堅物男子と甘い恋





「ーーっ。」



私は急いでその場から逃げて先輩に電話をかける。



『ーーはい。』



「せんぱ…っ」



そういえば先輩は今県外にいる。


かけてもなんの意味がない。



なのに私は先輩に助けを求める。来ないって知ってるのに。来れるわけないのに。



「ーーつかまえた。」



助けを求める前に、木村くんに捕まってしまう。



「ひ、や、やめてっ!!」



「…流石に女子には足の速さも力の強さも負けないかなぁ。さっきの路地裏、行こっか?」



無理やり、連れていかれる。



ーーそうだ。



「先輩、通報してください!!」



近くにある店を先輩に伝える。



「そこの近くの路地にーー」



「…ハイ没収。」



だけど、携帯を木村くんに取られてしまう。




「大人しくしないと乱暴にするよ?」



そして路地裏に連れてかれた。