堅物男子と甘い恋





「久しぶりだね、木村くん。どうして私がいるってわかったの?」



「ん?いや俺さ、そこのマンションに住んでるんだよ。それで北野が見えたからもしかしてって思ってさ。」



そうだったんだ…。


木村くんとはあの時の屋上以来だから少し気まずい。



「木村くんさ、私に暴行すればイジメはなくなるって言ってたじゃん?なくなったの?」



「あー…いや、なくならなかった。」



少し悲しそうに笑う木村くん。



「ここ左に曲がろっか。」



すると木村くんは狭い路地の中に入る。



「え、でもこの先行き止まり…」