佐野 姫華side 『先輩に振られちゃったぁ。』 突然舞花先輩からかかってきた電話は予想だにしていないことだった。 「え、舞花先輩…?今どこにいます?まだ学校ですか?教室?わかりました、すぐいきます。」 生徒会の仕事にキリをつけて急いで舞花先輩の元へと向かう。 明らかに泣いてたであろう舞花先輩。 なにがあったの? しかも先輩って…生徒会長に振られたの? あのふたりは、絶対両想いだと思ってたのだけど。